家庭訪問にお邪魔します
ロンドン行ってきました
せっかく旅行したので、ロンドンの思い出をば。
旅行のきっかけは大好きなビートルズ。中学生の時に中二病が発症して、洋楽を聴き始めるようになりました。そして高校生の時に「アビーロード行ってみてえ!横断歩道で写真撮りてえ!」と思ってから5年以上が経っており、今行かなければ今後一生行くことはないかもしれないと考えた結果、旅に出ることになりました。
また、もともとイギリスの伝統を大切にする国民性を伝え聞いていた身として、勉強してきたいと思ったのも1つのきっかけです。
今回の旅行はロンドンの有名な観光地を中心に回ってきました。挙げていくと結構ありますが、ビッグベン・ロンドンアイ・大英博物館・ナショナルギャラリー・シャーロックホームズ博物館・キングスクロス駅・バッキンガム宮殿・ウェストミンスター寺院・ロンドン塔・アビーロード。これだけ回ってもまだまだ足りません。
まあ観光地の案内なんかは本屋さんにいくらでもあるので、行って感じたことを多めに書き連ねていこうと思います。
まず初歩の初歩として、飛行機のフライトはかなり大きなイベントです。どんな観光地よりも長くその場にいるわけですから、それなりの準備が必要だということがわかりました。リクライニングは可能ですが、僕は往路で後ろの乗客が離陸前に寝てしまい全く寝ることができませんでした。復路は復路で目の前のテレビが壊れたままで消すこともできず眩しかったためまた寝られませんでした。
ただCAさんはブロンドの美女とナイスガイなイケメンで、一緒に写真撮影なんかをお願いして楽しく過ごせました。機内食も意外とおいしい!
向こうで一番大変だったことは、物価の高さです。世界一の物価(友人Yくん調べ)の街ロンドンでは食事をするにも値段に戦々恐々です。1日目にふらっと入ったパブで、フィッシュ&チップス(友人と割り勘)とソフトドリンク、もう一品食べ物を頼んだだけで4000円を超えました。また海外ではチップの習慣があるそうで、スマートな支払い方も身につける必要があるなと痛感しました。
食事については色々と意見がありましょうが、僕は大満足でした。旅行前はたくさんの人に「イギリスって料理まずいんでしょ?がんばってねー」なんて言われていましたが、お金さえ出せばいくらでも美味しいものを食べられます。ただ愕然としたのが、スーパーの総菜とカップラーメンです。サンドイッチ、ミートパイは全く味がなく、ラーメンはスープが薬っぽくて麺に味が絡みません。初めて行く人が周りにいたら、自炊か外食を強く勧めたいと心から思いました。
天気は北海道在住の人間からすれば全く大したことありません。ただ、油断すると肌寒いということが多かったので、ちゃんと準備さえすれば大丈夫だと思います。一番大変なのは、天気がコロコロ変わるのに合わせて脱ぎ着しなくてはならないことでした。雪は冬でも全く有りません。札幌から2月に出かけたので、乾いた道路を久々に見られてみんなで興奮していました。
外国はほとんどいったことがありませんが、治安は良いほうだと思います。さすがに日本のようにはいきませんが、最低限の管理さえちゃんとしていれば、強盗なども心配する必要はないかなと感じました。みんなとは離れて1人で行動しているときも、危険なことに巻き込まれることなく過ごすことができました。
初めて向こうに行って一番感動したのは、何と言っても町並みです。これは圧巻で、ぜひ自分の目で見ていただきたい。あの風景に慣れている人からすれば大したことはないのかもしれませんが、僕からすれば、古い建物1つ1つが強い存在感を放っていながらも街に調和しているロンドンは奇跡です。伝統を守り続ける一方でファッショナブルな空気すら纏う街という印象を受けました。この時、僕は京都に行ってみたくなりました。日本の政治・文化の中心として栄えてきた京都の町並みはどんな感動があるのか、いつ行けるのかも未定ながら今からわくわくしています。
ロンドンは非常に国際色豊かで、様々な肌の色の人がいることが当たり前でした。スーパーなどの店員を見てみると、どの店に行っても複数の人種が混在していることがわかりました。特に中東系の人が思っていたよりも多いと感じます。そんな中でも日本人は珍しいらしく、電車に乗ると色々な人が話しかけてくれました。観光地よりも田舎や郊外に出たほうが、様々な人々と関わることができ楽しかったというのが本音です。英語をうまく話せなくても、知っている単語を繰り返したり、身振り手振りや表情といったボディーランゲージで気持ちは伝わり、少しは成長を実感できる旅になりました。
海外旅行に行った友人の多くは「価値観が変わった!」「海外最高!」みたいなことを言っていましたが、僕は少し違うようです。海外に行っても大切にしたいものは変わらず大切だし、外国に行って更に日本の良いところも再発見できたことは大きな収穫です。
今後の課題は、“語学”に尽きます。もし観光にせよ海外出向にせよ外国に行く機会があれば、もっと英語を聞き取れるようになってスムーズにコミュニケーションを取れるようになりたいと切に思いました。そのうえで、外国に染まるのではなく、日本の良さを外に発信できるような人になりたいとも思っています。
3月に入り、最初の勤務地・配属先が決まりました。幸運なことに、自分が大学時代に興味を持ったことと関わりのある分野の仕事を勉強できるようです。40年余の間に、1つでも多く社会に貢献していきたいですね。おしまい!
おでかけの予定
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新年
近代の保守 後編
さてさて、前回の続きを。
...なーんて思っていたんですが、やっぱり本の内容が思い出せない。ただ前回の終わりに「なぜ保守の中で自由主義が明治〜大戦終結まで否定されていたのか」「他国はどのような近代を歩んでいったのか」という問題提起くらいに対しては僕なりの考えを書こうと思います。
まず自由主義が否定された理由から。もう前回の内容によって説明はついているんですが、大きなものはやはり国家主義です。日本は他国と比べて近代化が遅れている以上、急進的な改革が避けられませんでした。ということは、みんなが自由にやっていては近代化の波に乗ることができないので国全体で「近代」を取り入れていかねばならないわけです(もちろんそれだけでは保守でも何でもないので、国家を基盤とするという前回のネタが保守の生命線となります)。このようにして自由主義は否定されなくてはならなかったということになります。
次に、他国の近代における保守について見ておこうと思います。日本やドイツは近代化が遅れてしまったわけですが、イギリスなどは最も早く近代化が進んでいった国です。それらの国において保守は、まず極端な平等化を嫌いました。そのため対抗軸となったのがまさしく自由主義です。急進主義は基本的に全体を引っ張ろうとする力が働く(ex.フランス革命)ので、それをおさえる自由主義は保守に通ずるものでした。
もちろん、自由主義にはそれが成り立つための前提があります。それは近代化の時期です。他国に先んじて近代化を進めた国々には「自由にしていても時代に乗り遅れることがない」という安心感がありました。ゆえに近代化が遅れた日本などと比べ自由主義が根付きやすく、結果として保守が自壊することなく現在にまで至る、というのが結論となります。
といったところですかね。半分くらい僕の妄想でしかないので正確性は担保できないことが申し訳ないです。
そういえば前回の記事にコメントしてくださった方がいて、佐藤健志さんという方の著作を紹介していただきましたが、大学の図書館で探すと貸出中になっていました。近いうちにまた借りに行こうと思います。感謝です!
そろそろ選挙ですが、なかなか難しいですね。自民党が300議席を超える可能性があるなんて聞いて、毎回の選挙で基本的に多数派の逆張りしようと考えている僕は戦々恐々です。あとラジオで共産党の小池さんが言ってたんだけど、「成長と分配は二者択一ではない、企業が内部留保を人々に分配することで消費が増大し成長につながる」というのがよくわかりません。いや理想としてはわかるんだけど、企業は儲かってる時に投資ではなく内部留保で貯め込むと言っておきながら個人レベルだと「わーいお金だ、使っちゃえ!」ってなる理由が知りたい。誰か教えてください。
そもそもどうしてみんなそんなに選挙を政策実現の場と考えているのかよくわからない。民主党はマニフェスト実現できないし、自民党だって公約に書いてないことやっちゃうんだし、もう選挙が唯一の意見表明の場だって考えるのやめにしませんかね。と言いつつ僕はデモ・ロビイングなんかにも全く参加したことがないんだけども。
まとまらないですがこの辺で。寒い日が続いているので皆さんご自愛ください。