イエティを探す旅に出る(仮)

ブログ名と内容は一切関係ありません。主に音楽、政治、哲学、お酒の話をします。

歴史に対するライバル視

個人的に最近思うことについて書いていこうと思います。


僕は人一倍負けず嫌いです。勉強も、スポーツも、楽器も、飲み会での酒の強さだって負けたくないと思っています。
そんな中で、どう足掻いても勝てない相手が歴史です。具体的に何で負けるということではないのですが、どんなに努力しても勝てない壁が歴史の中にあります。

10年前には僕は10代前半で、世間のことを何も知りませんでした。インターネットを見ていて、「最近世界的にシングルモルトがブームで品薄状態だ」という2005年の記事を発見しました。
そもそもこんなことは当時10代の僕が知っている必要はないものです。しかしだからこそ、子供という烙印を押された気分になりやるせないのです。
成人してから、恩師に勧められてウイスキーを飲み始めました。今のお酒についての知識は少しずつ身についてきています。しかし「当時のウイスキーはこんな味だった」という感覚は確実に味わえません。このことに強い劣等感を覚えます。

他にもビートルズの当時革新的なサウンドを聴いて「その時代に生きていても、自分にはこの音を創造できただろうか」と悔しく思ったりすることもしばしばです。

このような劣等感に打ち勝つために僕がしていることといえば、それは「同じ失敗を繰り返さない」ことです。歴史に学び歴史を超える。そのためにはまず、歴史を知る必要があります。そう考えると、どんな分野においても先人の歩んで来た道をなぞることは必要不可欠です。
そしていつの日か、どこかの世界で、オリジナルな何かを作り上げることで、歴史に打ち勝ったと考えることができるんじゃないかと思っています。
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